2021年、湘南・茅ヶ崎に誕生したACS。
クロスに特化したショールームとしてオープンするまでの道のりをご紹介します。

アクセントクロス専門店「ACS」は、創業者のこんな疑問から始まりました。

お部屋の内装にはつきもののクロス(壁紙)の工事。日本国内の有名クロスメーカーだけでも6社あり、各社競って個性的な色柄を展開しています。色柄が豊富な「1000番クロス」と言われる種類では、各社1~3冊のカタログを持ち、6社合わせて約12,000もの柄があります。
しかし30年に渡り建設業界で働く中でACS代表の山内が目にしたのは、せっかくご自宅の新築やリフォームを計画しているのに1、2冊のカタログから選ばなければならない現状。
多くの会社ではすべてのカタログを常時展示することは難しく、また限られたスケジュールの中でクロスを決めなければならない。そんな作り手側の理由で、他のカタログの存在すら知らないお客様がたくさんいらっしゃいました。

人生の半分を過ごす場所だから。

おうちの中で一番大きな面積を占める天井と壁。かつての日本の住まいは、白い無地の天井と壁がほとんどでした。それは地方のアパートでも都心の高級な賃貸物件でも、分譲の戸建てでもマンションでもみんな同じ。しかし20年程前、ユニットバスの壁で1面だけ別の色柄を選べるデザインが発売されると、それがお部屋の壁にも普及していきました。
独立して立ち上げたリフォーム会社のホームページに「アクセントクロス」の掲載を始めると、多くのお客様から反響がありました。
多くの時間を過ごす「家」の、一番大きな面積を占める「壁」と「天井」。その1面から貼り替えできる手軽さで、自分の住まいをオリジナルの色や柄にリメイク。生活が変わり毎日が素敵になる楽しいお仕事です。

アクセントクロスの楽しさ、そしてプロの技術をもっと多くの方に伝えたい。

DIYが普及するとクロスの貼り替えにご自身でチャレンジする方も増えました。手作りが大好きな山内も自宅で貼り替えに挑戦しましたが、クロス職人が貼ったものとは程遠い出来栄え。いくらECサイトで手軽にクロスが買えるようになっても、お部屋の壁を貼り換えるのには大きなハードルがあることに気付きました。
またクロスメーカーのショールームではサンプルを手に取って色柄を選ぶことができますが、当然1つのメーカーのものしか展示されていません。
クロスの色柄選びの楽しさ、そしてプロの技術をもっと多くの方に伝えたい。そう考えた山内は、2020年頃から「アクセントクロス専門店」の構想を練り始めます。

ECサイトや小売りでは出来ないサービスで、多くの皆様の人生を豊かに。

2021年4月、念願のアクセントクロス専門店をオープン。ショールームには国内6メーカーに加え輸入クロスのカタログも用意。いつでも気軽に閲覧でき、迷ったときはアドバイザーにご相談いただくことも可能です。コロナ禍で、非対面でもご依頼いただけるよう専用アプリを導入したところ、遠方にお住まいの方など予想を上回るお客様にご利用いただきました。
「おうちじかんをもっとたのしく」という想いで誕生したACS。
これからも湘南エリアの皆様に限らず多くの方々に利用していただけるよう、努力と進化を続けています。

ACS 山内真介